【数IA】『場合の数|PとCの使い分け』

こんにちは!ニジマスです。

 

みなさん

場合の数でまず使わないことがない

PC

ですが、

しっかり使い分けられていますか?

 

PとCの使い方を間違えると

答えが全然違うもの

になってきてしまうので、

問題を見てどっちを使うのか

必ず判断できるようにしておきましょう。


ということで今回は

PとCの使い分け

について紹介していきたいと思います。

まずPとCは何を意味しているのか、

定義を確認していきましょう。

 

 

nPr(permutation)

異なるn個の中から異なるr個を

取り出して並べるその並びの総数

 

 

nCr(combination)

異なるn個の中から異なるr個を

取り出して作る順序を無視した組の総数

 

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このように

異なるものを取り出すところ

はPもCも同じです。

しかし

Pは取り出したものを並べて、

Cは並べていません。

つまり、

Cは取り出した

そのものの組み合わせを表し、

Pは取り出した組み合わせを

さらに並び替えている違いがあります。

ただ

並べた順序を考慮しているかしていないか

というだけの違いです。

だからPとCには

nCr=nPr / r!

という関係が成り立っています。

 

だいたい違いは理解して

いただけたでしょうか??

 

では

問題で見分ける練習をしてみましょう。

次の問題1~3についてPかCの

どちらを利用するか答えてみましょう。

《問題1》

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A.    

問題文は1列に並ぶと言っており、

人は1人1人区別できるので、

並び変えを行うと

違う順番になります。

そのため

並び順も考慮する必要があります。

 

《問題2》

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A. C  

取り出したものの色の組み合わせ

を聞いているので、

並び替える必要はなく、

Cを利用します。

 

《問題3》

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A. P  

AとBが順番にくじを引くため、

並びを考慮する必要があります。

そのためPを利用します。

 

全問楽勝でしたか??

PとCの違いを理解すると

確率の問題でも活きてきますので、

できるようにしておくと良いです。

 

PとCを理解したら、

忘れないうちに

色んな場合の数・確率の

問題に取り組みましょう!

 

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以上ニジマスでした~