【数ⅠA】『場合の数|重複組み合わせ』
こんにちは!ニジマスです。
いきなりですが問題です。
是非解いてみましょう。
解けましたか?
答えは
165通り
通りです。
実はこの問題は
重複組み合わせを用いる問題です。
この問題がすぐに解けなかった人も、
後で紹介する解法を
身につけることができれば
必ずこの手の問題は解けるようになります。
是非参考にしていってください!
それでは問題の解答を交えながら
重複組み合わせについて
解説していきたいと思います。
まず重複組み合わせは何かというと
「異なるn個のものから重複を許して
r個取る組み合わせ」
のことであり、
その総数を
nHr(homogeneous product)
なんて表現したりします。
今回の問題でいいかえると
「異なる袋A,B,C,Dの4つから
重複を許して、りんごの数分の
8個とる組み合わせ」
というかんじです。
では重複組み合わせは
どのように考えていけば
良いのでしょうか。
重複組み合わせでは必ず
「○」(まる)と「|」(区切りの棒)
の並び替えとして考えるようにします。
手順として
区別のないr個を○として並べます。
○○○○○○
区別したいn個を棒で区切ります。
○○|○○○|○
この○と|の並び替え
によって求めることができるのです。
問題のほうでは
「異なる袋A,B,C,Dの4つから
重複を許して、りんごの数分の
8個とる組み合わせ」
であるので、
次のように表すことができます。
りんごを○として並べます。
○○○○○○○○(8個)
袋A,B,C,Dに分配します。
○○|○|○○|○○○
A B C D
2個|1個|2個|3個
という感じに例えば分けられています。
もう1つ例を示すと
○○○|○○|○○○|
A B C D
3個|2個|3個|0個
となります。
棒が端に来たときは
袋に入るりんごは0個
ということになります。
問題に1個も入れない袋があっても良い
と書いてある場合には
|(棒)が端来ることがある
ということになります。
ではこれらを数式化していきます。
○と|を合わせると11個あり、
この全体の並び替えは
「11!」
と表せますね。
次に○と|は区別がないので、
○と|の並び替えの順番は
考慮する必要がありません。
したがって、
○の数「8!」と|の数 「3!」で割ります。
すると
となります。
○と|の仕組みは理解できましたか?
重複組み合わせは
公式を覚えて解くという手もありますが、
公式だけ覚えていると
ひねられた問題が出たときなどに
応用がしづらいという事があります。
なので、
私は○と|のやり方は
絶対覚えておくべきだと思います!
重複組み合わせの問題は他にもあるので、
○と|を使う練習のためにも
早速チャレンジしてみましょう!
ブログでインプットをしたら、
アウトプット(問題を解くこと)
を必ず行いましょう!
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以上ニジマスでした~